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コラム

2023年01月20日その他

生産者紹介1 富津市森田農園(ミニトマト)

メロン栽培の技術を活かしてつくられる
高糖度ミニトマト

農業生産法人「百姓王」代表 森田泰彰さん(右側)
文 園芸植物育種研究所 トマト担当 角田鈴奈

♦隔離土耕で栽培する高品質メロン
森田さんの圃場では、地面から離した隔離土耕ベッドで一年を通してメロンが栽培されています。この栽培法では、土壌容量と根域が制限されているため細やかな養水分の管理が可能です。この栽培システムと森田さんの技術が組み合わさることによって、富津市のふるさと納税返礼品の中で断トツ人気の高品質メロンが生まれます。
写真1.メロンの隔離土耕栽培の様子
写真2.隔離土耕で栽培するミニトマト

♦メロンのノウハウをミニトマトに
隔離土耕のノウハウを活かし、宝玉のように美しく、味の濃いミニトマト生産を実現しました。このようにして生まれたミニトマトは「宝玉丸」と名付けられ、ふるさと納税の返礼品としても人気を博しています。 糖度は13度にならないと満足できないというくらい、品質への意識の高さがうかがえます。

♦単為結果性の魅力にひかれて
単為結果性(説明はコチラ)に興味を持たれて「かむり」の栽培をスタート。今では味にも強い魅力を感じていただいています。口に入れた瞬間、プチっとした弾力のある皮から、甘みと爽やかな酸味のある果汁が口いっぱいに広がり、後をひく味わいで、幅広い世代の方に好評をいただいているそうです。

写真3.直売所でも人気

♦Youtubeを活用した情報発信
各地の生産者さんからの問い合わせが多いことから「いっその事、動画にしてしまおう!」ということがきっかけで動画配信をスタート。自分のノウハウを広く公開することで日本の農業を盛り立てていきたいという森田さんの熱い思いが感じられます。

♦ブリーダーからのひとこと
森田さんと知り合って2年が経ちますが、こんなに「かむり」の食味の良さを引き出してくださる人はいないなというくらい、繊細な肥培管理をされていて、いつも私の方が色々と教えていただいております。きっと皆さまも森田さんの気さくなお人柄と高品質な生産物を知ったら魅了されてしまうと思います。


角田鈴奈

著者プロフィール

名前
角田鈴奈
出身地
群馬県館林市
専門分野
植物育種(トマト)、ちょっとだけ分子遺伝学
趣味
釣り、登山、ヨガ、旅行
好きなもの
柑橘、和栗、クレープ